2017年05月04日

「好きなこと」と「楽なこと」

[心(実存) / 心理]

心屋仁之助さんの、コンビニの本コーナーで

よく見ますね。

 

「好きなこと」って何でしょう。

 

本の一説

 

「好きなこと」をしようと思ったら、

人に迷惑をかけ、人から非難され、

嫌われたり、バカにされたり、

妬まれたり、…確実にそうされます。

 

「好きなこと」をしようと思ったら、

人に迷惑をかけて、嫌われる覚悟がいります。

安定を手放すとか、

収入をなくすとか、

築いてきた地位や立場を捨てるとか、

とにかく、一番恐ろしくて、

絶対それだけはあり得ない、と

いうところに飛び込まないと、

好きなことをしては

生きてはいけません。

 

つまり、

「好きなこと」をするには

一番嫌なことをしなければいけないのです。

 

でも、

「楽なこと」というのは、

人から嫌われないようにすることです。

 

人から批判されたり、憎まれたり、

無能だと思われたりして、

自分の周りに波風がたつのは

楽な生き方ではありません。

だから、上手に嫌われないことばかり

選んで逃げ回っていくのが

楽な生き方です。

・・・・

・・・・

「好きなことをして生きていきたい」と思うのに、

それができないのは、

目の前の「嫌われる」という、

一番大きな問題が乗り越えられないからです。

・・・・

好きなことをして生きていくのは、

楽していきることではありません。

勇気を出して嫌なこと、

怖いことを引き受けて生きることです。

・・・・

 

なるほど。

私も、

父母、周囲から受けた教育の

せいでしょうか、

人の顔色ばかり見る、

お人よしのくせに、

元来の、

自分の心の奥底から湧き起る感性、

社会の常識に対する違和感、

に突き動かされ、

行動してしまい、

多くの人に迷惑をかけ、

嫌われました。

 

10代~40代半ばまでは

好きなことをしている割には、

社会評価を気にし、嫌われたり、迷惑をかけることが

苦痛で、自己肯定感が低くなりがちで、

暗闇の中にいるようでした。

 

54歳の今、

周囲の評価が気にならず、

好きなことをして生きている、

心が満ち足りていることを実感します。

 

また、「好きなこと」をして、

非難を浴び、

嫌われましょう。

それが、

私らしい生き方、自由の証。