2017年10月31日

私の体験価値

[実存(ひらがなの実存)]

毎日、たくさんのに会います。

私は患者さんに会うとはかんがえていないようです。

 

毎朝、ほとんど来ていただいている

おばあちゃんたち、

おじいちゃんたち、

そのやり取りを眺めています。

 

迫りくる、死

あり得る、寝たきり状態

‥‥

 

子供やお嫁さんにたよらなければならない生活

晩年に1人で暮らさなくてはならない生活

経済的な不安をかかえた生活

‥‥

 

それぞれ抱えている病気

それぞれ抱えている体の不都合

それぞれ抱えている痛み

‥‥

 

皆さんで笑っています。

育てたオクラをいただきました。

私たちまでいたわってくれます。

‥‥

 

朝から、

いい感じをたっぷりいただきます。

 

私は命を長らえさせることはできません。

からだの不都合を良くしてあげることは

できるだけしかできません。

痛みを軽くしてあげることは

できるだけしかできません。

 

それでも、笑ってくれます。

席を譲り合っています。

だれも、不平、不満を言わず。

 

毎日、多くの人の

実存性(生きる意味、生き様)に

接することは

なんと、心地いいことか

 

フランクルのいう

体験価値

いただいています。