2017年12月17日

まさに実存(ロゴス)

[実存]

大きなインパクトのある本にであいました。

これは、実存そのものではないですか。

 

科学の道を歩んできた田坂氏が、

生死の境の病という最悪の逆境が与えられ、

その奈落の底において、

ある禅師の言葉から導かれ、

 

「五つの覚悟」を決めた。

 

その瞬間から人生の風景が変わったことを

述べています。

 

その病を超えていく生命力が湧きあがり、

自分の中に眠っていた

様々な可能性が開花し、

人生において、

想像を超えたこと、

不思議な事が起こり始めたそうです。

 

田坂氏の訴え聴いた後の禅師の言葉とは

 

「そうか、もう命は長くないか‥」

 

「だがな、一つだけ言っておく。

人間、死ぬまで、命はあるんだよ!」

 

さらに、

「過去はない、

未来もない、

 

有るのは永遠に続く

今だけだ。

 

いまを、生きよ!

いまを、生き切れ!」

 

この言葉を心に定め、

この一瞬を生きること決め

与えられた1日1日を精一杯に生き、

「五つの覚悟」をしたそうです。

 

五つの覚悟

 

第1の覚悟

 自分の人生は、大いなる何かに導かれている

 

第2の覚悟

 人生で起こること、すべて、深い意味がある

 

第3の覚悟

 自分の人生における問題、すべて、自分に原因がある

 

第4の覚悟

 大いなる何かが、自分を育てようとしている

 

第5の覚悟

 逆境を超える叡智は、すべて、与えられる

 

我々は、たとえ生死の狭間の逆境にあっても、

越えていける。

 

我々は、どのような逆境にあろうとも、

越えていけること。

 

さらに三つの真実を直視すること述べています。

 

人は、必ず、死ぬ。

 

人生は、一度しかない。

 

人は、いつ死ぬか、分からない。

 

そして、述べます。

 

「死」があるから、「生」が輝く。

 

‥と

 

私も

明日死ぬかもしれません。

 

あなたも

明日死ぬかもしれません。

 

それは、誰にも分らないこと。

 

今を、生きましょう。