2019年03月21日

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)という病

[身体]

2003年、

カナダ保健省から出た、診断ガイドラインです。

交通事故後、手術後、ウィルス感染後の

不可解な症状を訴える患者さんを治すため、

さんざん悩んでいました。

 

日本のどの診断基準にも合わない。

調べていました。

 

出会いました。

これだ!と思いました。

 

2007年に最初の症例報告の論文を書きました。

以後、何例も学会発表をしました。

当時、残念ながら、

聴いている方々を、

振り向かせることができませんでした。

 

現在は、多少認知され、真剣な専門家の先生が増え

診断と治療が施されているようです。

 

当時の私は

ME/CFSを治すには、

治療手段に乏しく、

適切な治療が行われている医療施設も、

どこにもありませんでした。

 

ME/CFSの治療は

多くの、有能で、情熱的で、適切な治療的自我を持ったスタッフ、

一貫した、適切な医療モデル(全人的医療モデル)、

統合的医療手段(漢方治療、理学療法、鍼灸治療、アロマセラピー、

ヨガ、適切なサプリメント、温熱治療、多くの心身医学的検査機器、など)

が必要でした。

 

11年前に構想し、

地域でME/CFSが治せる

整形外科モデルクリニックを目指し、

9年前に開院しました。

自分自身の実力を高め、

有能なスタッフを集め、

治療のための、教育に時間とお金と手間をかけてきました。

やっと、治療が再開できます。

ここまで来るのに、9年かかりました。

紆余曲折がありました。

言葉では言い表せないくらい

長く、辛い、道のりでした。

 

富士市の人口が30万人だとし、

有病率0.1%から算出すると

ME/CFSの患者さんは

300人はいるはずです。

どこに、いるのでしょう??

 

地域のクリニックの多くが認知してくれれば、

診断法、治療法を身につけていれば、

きっと、日本中のME/CFSの患者さんが

助かるはずです。

 

現在、2人の患者さんを診ています。

1つの症例報告の論文を書き上げました。

すべての患者さんの、苦しみと哀しみを分かってあげ、

当院スタッフとの温かい交流でありながらも、

根気強く、厳しい、戦いの記録を

1人1人丁寧に大切に

残して行きたいと思います。

 

 

整形外科に受診した患者さんの中に、

多くのME/CFSの患者さんがいました。

慢性に続く、立てないほどの疲労、

全身におよぶ激痛、

いろいろな臓器の、多彩な症状。

誰も、分かってくれない極限の孤独感

 

精神疾患に扱われ、

何でもないと言われ、

身体が動かず、

診断もされず、

通院もできないくらい弱ってしまうため、

寝たきりや引きこもりになり、

医師にも、世間にも、誰にも気づかれず、

世間から、何事もないように、

葬り去られて行きます。

 

人知れず、苦しんでいる人、

医療の影の部分

 

医療の光の部分だけ注目するのではなく、

影の部分に大きな光を灯し、

希望の手を差しのべてあげたい

ものです。